第二期・3限目:アルキメデス
この問題は、機械設計などで習う「立体図から平面図へ」というプリントをたくさん解くと、イメージが湧きやすくなるかも知れません。また、使える人はSolidworksなどで確かめるのも良いと思います。
中村亨先生はアルキメデス・フェチを自認しておりました。
すべての面が合同の正多角形で構成される「正多面体(通称、プラトンの立体)」は最も美しい対称性をもつ立体で、正四面体など5種類しかないことが知られています。
私がDavid Wellsの書籍(不思議おもしろ幾何学事典)で読んだところによると、アルキメデスは13個の「半正多面体(通称、アルキメデスの立体)」を発見したらしい。いずれも2種類以上の正多角形が、どの頂点まわりにも同じ状態で集まる。(ちなみに、一松信先生の「正多面体を解く」という本には「準正多面体」という用語が使われていた)
そのうち、ねじれ立方体とねじれ12面体を除く11種類は正多面体の頂点まわりや稜まわりの切断によって得られる。 ->(このことは番組内で中村亨先生もサッカーボールの例を出して説明しておられた)ちなみにサッカーボール型の名称は、「切頂二十面体」という。
ちなみにコマ大生は、四角いスイカで実験をしておりました笑。美味しさよりも形を楽しむものなのかな…?